シロアリは、ある程度コロニー(巣)が大きくなると「群飛」と言って、コロニーの一部が大群で一斉に引っ越しをする習性があります。
このときにシロアリは飛行する能力がないので、風まかせで新たな住処を探しに行きます。
ですが、どこに到着するかなどの予想は全く出来ないのが現実で、ほぼ日本全国に分布しています。
ですが、できれば自分の家にシロアリには来てほしくないですよね。
そこで思いついたのが、「シロアリが嫌いなものを、家の周りにたくさん設置すしたらどうなのか」ということです。
ですが、そもそもシロアリはどんなものが苦手なのでしょうか?
こちらでは、シロアリが苦手なものについて詳しく解説します。
シロアリが嫌いなものとは?
ツバメや黒アリが天敵?
道の駅にいたツバメ pic.twitter.com/AlfvxYwQhE
— ほっぷ (@hop_dqx) August 20, 2017
コンクリートや鉄筋にも穴を開けるほどの強力なアゴを持つシロアリですが、実は意外にもとても弱い生き物です。
皮膚は薄く、日光にもスゴく弱いんです。
そして豊富なタンパク源としてエサにもなり、天敵も多いことで知られています。
よく見かけるいる小動物で言えば、ツバメなどもシロアリをエサにするようです。
公園などでもよく見かける黒アリも、シロアリを捕食することで知られております。
他にもカエルやクモなども、シロアリを捕食する肉食の昆虫なので、かなり敵が多いです。
但し、ほとんどのシロアリは地面の中で活動をしておりますので、見つかって食べられるのはほんの一部です。
たとえツバメをペットにしたところで、シロアリは地面の中なので、エサとして全滅させることは不可能でしょう。
ヒノキに弱い?
ヒノキは多くの害虫を寄せ付けないので、建築にも使われる木材です。
ですが実際のところ、シロアリに効果があるのかと言われると、ありません。
ヒノキの他にも目ぼしい木はと言うと、センダン・イジュ・モッコク・オヒルギ・クスノキ・スギ・ヒバ・イヌマキなどがあります。
中には食べるとシロアリにとっては毒がある木材もあるようです。
では実際に効果があるのかというと、シロアリには効果はありません。
理由としては、シロアリに例え毒だったとしても、シロアリは本能的に避けたりはせずに、多くの犠牲を出しながらも食べ進んでいくからです。
種類によっては1つのコロニーで10万匹いるとも言われています。
そのため、多少の犠牲は問題ないのです。
乾燥に弱い?
シロアリは乾燥に弱いと言われており、湿気た木材などは格好のエサになります。
では床下などの空間をバリバリに乾燥させればシロアリの侵入を防げるかというと、これは防げません。
乾燥しているからそこには立ち寄らないということは無いようで、大規模被害をもたらすイエシロアリに至っては、自ら水分を運ぶという能力もあります。
そのため、乾燥させたからといって防げないということになります。
嫌いなものよりも好きなものを無くす
上記でチェックしたように、嫌いなものをいくら準備しても、効果はあまり期待できません。
嫌いなもので効果がなければ逆の発想で、「シロアリの好きなものを無くせば良い」ということなります。
シロアリの好きなものは、湿った木材・おがくず・朽木などになります。
他にもエサになるものと言えば、ダンボールやビニール袋などもエサにしてしまいます。
例えば庭にバーベキューで使った道具の空箱などを放置してないですか?
仕事先のポンプ室にヤマトシロアリが、発生してた。
食われたダンボールを回収して、タッパーの上で叩いて捕獲、ニンフ1匹確認増えるかな?シロアリよく分からないし…取り敢えず、アリ達のご飯ですね。
残りは処理したけど…前も発生した記憶が… pic.twitter.com/6lkT8VuV85— 菊池 (@kikuchi_ou) October 14, 2013
これはシロアリの大好物になります。
自宅の敷地内にはこういったものを放置しないことも、シロアリ発生を遅らせることにも繋がります。
「シロアリの嫌いなものを」の前に、シロアリの好物をわざわざこちらから用意しているケースが多いです。
シロアリの嫌いな植物や苦手なもの まとめ
シロアリの嫌いなものを羅列してみましたが、正直どれも現実的ではありません。
シロアリの侵入を防ぐには、専門業者などに「5年おきに定期調査を依頼する」のが一番効果的です。
シロアリは日光にも弱く天敵も多い、目視できるシロアリはコロニーのほんの一部です。
実際には99%は地面の中にいると言っても過言ではありません。
自ら調査や駆除をするにもかなり専門知識が必要になります。
全滅させることはかなり難しいので、ここは一度シロアリ専門業者を頼るのをオススメします。
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