シロアリが大量発生!殺虫剤がない場合はどうしたらいい?
シロアリが見つかった時に、その場に殺虫剤が無い場合もありますよね。
そんなときに思いつくのが、
・熱湯をかける
・掃除機で吸い取る
ではないでしょうか。
では、実際にこれらの対処法は効果があるのか、逆効果ではないのかを調査してみました。
シロアリを掃除機で吸い取っても大丈夫?
結果から言うと、掃除機で吸い取っても大丈夫です。
シロアリが表面上に大量に発生しているのを発見した時は、吸い取る対処法で大丈夫です。
ちなみに、シロアリは羽が付いた羽アリもいます。
こういった虫が発生している時は、シロアリの可能性が高いです。
ヤマトシロアリが結婚飛行を行なっていました。翅に春の風を受けて、次々と旅立っていく羽アリたち。よーく見てみると、兵アリも表面に出てきていて、歩き回ったり、木の細かい穴から大顎を突き出して塞いだりしていました。かっちょいいな。 pic.twitter.com/kfyGpsL75p
— ちあき (@chiaki_yugado) April 22, 2016
シロアリは、羽がない働きアリは白色をしているのですが、羽アリはどちらかと言うと灰色っぽい色をしています。
ですので、一見シロアリとは分かりにくいかもしれません。
小さな穴から働きアリと羽アリが出てきます。
どちらも同じ、ヤマトシロアリという種類だと思われます。
掃除機で吸い取る場合、吸い取るときの衝撃でシロアリは死んでしまいます。
そして万が一生きていたとしても、掃除機の中で1日ほどで死んでしまいます。
ですので、表面上のシロアリに関してはこれで一掃できると言えます。
シロアリを熱湯で駆除しても大丈夫?
シロアリに熱湯をかけて駆除する方法ですが、これも大丈夫です。
さきほどもお伝えしたように、シロアリは掃除機で吸い取った衝撃でも死んでしまう、とても弱い生き物です。
他の黒アリなどに捕食もされて天敵も多いのですが、熱湯にも弱いため、かけると死んでしまいます。
シロアリ駆除の結論としては、
・掃除機で吸い取る
・熱湯をかける
どちらも表面上のシロアリの駆除には、有効な手段と言えます。
ただし、これらの駆除方法でのデメリットもあるので、次の項で解説します。
掃除機・熱湯・駆除スプレーのデメリットは?
掃除機や熱湯、市販の駆除スプレーでシロアリを駆除する場合、注意すべきポイントがあります。
それは「シロアリが警戒して飛散してしまう」ことです。
先程の動画を見ると一目瞭然ですが、シロアリが小さな穴から出てきましたよね。
シロアリは表面上に大量に発生していても、基本的に人目に触れない「地面の中」「家の壁の中」「柱の中」など、見えないところに巣(コロニー)を作ります。
例え表面上にいたシロアリを一掃したところで、これはシロアリ一家のほんの一部の可能性が非常に高いんです。
住宅に被害をもたらすシロアリの種類で多いのが、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。
ヤマトシロアリは1万~3万匹のコロニーを形成します。
被害が甚大になる傾向が高いイエシロアリのコロニーは、なんと50万~100万匹になるとも言われています。
中途半端にシロアリ駆除を行い、シロアリが警戒して飛散してしまうと、別の場所にまたコロニーを形成します。
そうなると、逆に被害が拡大する傾向があるということです。
表面上にいるシロアリは、掃除機で吸い取るので大丈夫です。
ですが、その後は専門業者に無料調査の依頼をすることをオススメします。
シロアリは目に見えない所に大量に潜んでいる!
表面上のシロアリを駆除できたとしても、シロアリは人間の目に見えないところで大量に潜んでいる可能性が高いです。
下記のような場合は特に注意です。
・床がぶよぶよする
・柱を叩くと空洞のような音がする
・ドアの開け閉めが最近おかしい
・雨漏りする場所がある
ほかにも注意点はたくさんありますが、シロアリ被害は思っているほど軽いものではありません。
場合によっては地震などが発生したときに家を支えることができず、倒壊の危険性も増してしまいます。
シロアリの被害額は、自然災害に続いて第2位の1000億円に登るとも言われています。
みんなが思っている以上に深刻ということです。
自分で対処するのも良いですが、しっかり専門業者に診てもらうほうが間違いありません。
ですので、気づいたときに依頼することをおすすめします。
シロアリが苦手なものは?熱湯・掃除機は使える?まとめ
調査したところ、シロアリ駆除は簡単には出来ないということが分かりました。
掃除機などでの駆除はあくまでも一時的なもの。
その後はきちんと業者に頼んで「調査→巣ごと駆除→予防」までしっかり行う必要があります。
シロアリ駆除業者はほとんどの場合、アフターフォローとして5年間の定期点検が付帯しています。
ですので、プロでもシロアリの再発はかなり慎重に行います。
業者に依頼するとお金はかかりますが、今後のマイホームのためにも、必要経費なのではないでしょうか。
コメント