全国的にも年々被害金額が増加しているシロアリ被害。
その金額は地震などの自然災害に続いて第2位の1000億円以上!
沖縄は1年中温暖な気候と、太平洋に面していると言う立地もありシロアリにとってはとても居心地の良い地域です。
シロアリは地面から住宅に侵入してくるため被害に合っていることに気付かないこともある生物のため、事前にしっかりと予防や対策をする必要があります。
大切なマイホームをシロアリから守るために自分たちで出来ることをまとめてみましたので一緒にチェックしていきましょう!
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対策1|業者に依頼する
シロアリ駆除と予防には専門知識が必要不可欠のため、一般的にも当サイトでもおすすめしている対策が専門業者に依頼することです。
まずは専門業者に依頼した場合のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
- 確実な駆除ができる
- 再発防止の予防までしっかり出来る
- アフターフォローもしてくれる
シロアリ駆除や予防には、かなりの専門知識を必要とします。
駆除業者のスタッフさんは、しろあり防除施工士という専門知識を補うテストなども行っているほどです。
素人では気付けないシロアリ被害の痕跡や、シロアリの種類によっては使用する薬剤が違ったりと対処方法も変わってくるため確実な駆除と予防が期待できます。
またシロアリ被害で一番怖いのが再発することです。
コレに対しても専門業者であれば、基本的には薬剤の効果が切れる5年を目安にアフターフォローまで実施してくれるので安心ですね。
- コストがかかる
- 他人が家に入ることになる
次に業者に依頼する場合のデメリットについてですが、単純にシロアリ駆除や予防を業者に依頼すると費用がかかります。
一般財団法人経済調査会が算出したデータによると、全国平均平米単価は3,575円/㎡ですね!
施工内容にもよりますが、どうしても数万円~費用がかかるため家庭にとっては痛手となりますねw
また、シロアリは基本的には床下から侵入してくるため住宅の中から調査や駆除をする必要が出てくることが多いです。
他人が家の中にはいることになりますので、プライベートを大事にしている方にとっては嫌かもしれません。
しかし、万が一予防を怠ったことにより被害が拡大してしまうと、最悪の場合は住宅のリフォームが必要になることもあるため、数十万円~数百万円に被害に拡大するケースもあります。
シロアリ被害を拡大させないためにも、もし予防を一度もしたことが無いという方はぜひ検討してみてください。
対策2|自分で対策する
シロアリ対策を業者に依頼しない場合は、自分で対策するDIYも可能です。
自分で対策をする場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。
- コストが安い
- プライベートが守れる
自分で対策をする場合は業者に依頼するよりも圧倒的にコストが安いです。
そして業者のスタッフさんが自宅に上がることが無いためプライベートを大事にしている方にとってはメリットとなりますね。
しかし自分で対策するには圧倒的にデメリットの方が多いため次の項目でチェックしてみましょう。
- 専門知識を学ぶ必要がある
- 床下など危険な場所に入る必要がある
- 薬剤は使用方法を間違えると危険
自分で対策する場合はそれなりの知識と装備が必要となってきます。
シロアリ被害は床下に集中する傾向もあるため、作業をする場合は最低でも防護服は必須となってきます。
また使用する薬剤の種類もシロアリの種類を間違えるとまったく効果がなかったり、土の中にある女王アリまで根絶やしにすることはかなり難しい作業になってきます。
薬剤は最近では天然のものも増えてきてますが、使用方法を間違えると人体にとっても危険なものがたくさんありますので、自身が無い方が実践することはお控えいただくようお願い致します。
自分で対策する装備などはこちらの記事にもまとめてますので合わせてチェックしてみてください。

セルフチェック方法まとめ
シロアリ被害がマイホームの中で進行している場合は、いくつかセルフチェック出来るポイントがあります。
まずは簡単に出来るセルフチェック方法を一緒に見ていきましょう。
自宅周辺の環境チェック
- 近所でシロアリが発見された
- 羽アリの大群を近所で見た
- 水辺(池、川など)が家の近くにある
- 床下が無い構造である
- 庭に木材やダンボールを置いている
- 建物の壁や柱部分にひび割れを発見
- 木材周辺に白い砂上の糞を発見
シロアリは基本的には地面の中に生息してエサを求めて最終的に住宅の木材に食べ進んできます。
シロアリの大好物と言えば木材ですが、これと合わせて湿気も大好きなので自宅周りが湿気が多い水辺付近の住宅ですとシロアリが周辺にいる可能性が高いということになります。
そして木材以外にもダンボールや発泡スチロールなどを自宅の庭に放置しているのもこれはシロアリの大好きなエサになりますので注意が必要です!
羽アリを自宅周辺の街灯に大群で群がっているのを見たら周辺にシロアリの一群が降り立った可能性がかなり高いです。
シロアリはある程度コロニーが大きくなると分家に別れるため大群で引っ越し(群飛)をしますので街灯に群がっている羽アリ達は引っ越し途中の可能性が高いということになりますので注意が必要ですね!
自宅のお部屋の環境チェック
- 歩くと床がキシキシと音がする
- 最近ドアの開閉がしにくい
- 部屋の中が湿気が多く結露もしやすい
- 柱を叩くと空洞になっているような音がする
- 雨漏りをすることがある
- 暖房器具を使うと室温が高くなりやすい
シロアリは湿気が大好きなので、部屋の中が換気が悪かったり床下の湿気が気になるという方はシロアリの住みやすい環境になっている可能性が非常に高いです!
また自宅を歩いていると床がボヨンボヨンしてる、またキシキシと音がするなどの状況ですと、シロアリの食害がすでに進んでいる可能性がありますのですぐにシロアリ業者に無料調査を依頼することをおすすめします。
また雨漏りしやすい自宅も住宅の木材に湿気が溜まりやすい環境になっているということなのでシロアリの住みやすい環境とも言えます。
柱をを叩くと空洞になっているような音がするということであればすでにシロアリの食害が進んでスカスカになっている可能性が高いのですぐに無料調査を依頼することをおすすめします。
沖縄のシロアリの種類は?
沖縄に生息しているシロアリの中でも主に被害をもたらしているのは4種類です。
まずは、公益社団法人 日本シロアリ対策協会さんがアップしている、主に日本に被害をもたらすシロアリの種類をまとめた動画を見てみましょう。
それぞれの特徴と被害地域などをチェックしていきましょう。
ヤマトシロアリ(全域)
体長:約4~7mm
日本各地で一般的に生息しており、全国的に一番食害をもたらしている個体です。
集団で枯れ木や朽ち木などを食べ、その中に巣を作ることが多く特に湿った木材を好む傾向があるようですね。
群飛の時期は4~5月が多く、新しい住みかを探して成長した羽アリが一斉に飛び立つのでこの時期は注意が必要です!
イエシロアリ(全域)
体長:約5~9mm
世界的に被害が多いシロアリでヤマトシロアリ同様に枯れ木や朽木を主に食べ、特に湿った木材を好む習性があります。
しかし乾燥した木材でも、自ら水を運んで食べ進めるということも出来るシロアリになるので怖いですね。
一つの巣で100万のコロニーを形成し、巣を守るために噛み付いたりと攻撃をしてくることもあるので注意が必要ですね!
群飛の時期は6月~7月頃とされており飛び立った後は光源に集まる習性があります。
アメリカカンザイシロアリ(全域)
体長:約6~8mm
アメリカカイザイシロアリはもともとは外来種で輸入された木材などと一緒にやってきたと言われております。
先程のヤマトシロアリとイエシロアリと違って乾燥した木材でも食べ進めることが出来て、これからもっと生息地が拡大すると危険視されている種でもあります!
群飛の期間は3~11月といわれており、小さな集団で何度も飛び立つ習性があるようです。
ダイコクシロアリ(奄美以南)
体長:約5~7mm
世界中の熱帯地域での生息が確認されており、上記の3種類よりも比較的小さな集団で活動すると言われております。
しかし恐ろしい特徴として、乾いた木材でも食べ進むことが出来ます。
ダイコクシロアリは生息域も限られているため駆除に関しては、専門業者でも難しいと言われている種類です。
※乾いた木材でも食べ進むため効果的な対処方法が無いみたいです
専門的な駆除方法が必要になる種類のため、「ダイコクシロアリっぽいなぁ」と感じたら迷わず専門業者へ依頼するようにしましょう。
群飛の期間は3~11月といわれており、イエシロアリ同様に期間が長いことも注意すべきシロアリと言えます。
シロアリが大量発生する時期は?
シロアリは基本的には冬眠をしないため、1年中活動しております。
先ほどから紹介してますが、シロアリはある程度コロニーが形成されると、巣の一部の集団が群飛という引っ越しを行います。
群飛の時期・・・3月~
群飛の時期には、大量の羽アリ達が街の街灯に群がっている光景を目にすることがあります。
参考動画
特に近年では地球温暖化も進み、住宅は冬でも暖房器具の性能があがり、住宅の床下を好むシロアリにとっても居心地の良い環境になっております。
それに加えて沖縄の地域は、1年中温暖な気候ということもあり注意が必要となってきますね。
まとめ
沖縄のシロアリ対策についてまとめていきましたが、シロアリ対策の一番大事なことは予防&再発防止です。
予防を怠ったことによって、リフォームが必要になるほどの被害を被ると損害額は増大してしまい家計に大ダメージです。
これは最初にも記載しましたが、被害総額が自然災害に次いで第2の1000億円以上ということが物語ってますよね。
シロアリ被害は年々増加傾向であり沖縄も例外ではありません。
早めの予防と対策をぜひご検討ください。