シロアリの発生条件とは?
「シロアリはいったいどこからやってくるんだろう」
そんな疑問をお持ちですか?
シロアリというと、築年数が経っていたり、木造建ての住宅に発生しているケースが多いイメージがあります。
そんなシロアリですが、発生条件なども抑えておくことで未然に発生を防ぐこともできます。
今回は、シロアリの発生場所や原因についてまとめてみました。
シロアリの発生源はどこ?
シロアリの発生する場所について、シロアリの習性をもとに解説します。
・土の中に巣(コロニー)を作る
・湿気のある場所を好む
・木材や朽木を好む
・コロニーが大きくなると群飛(引っ越し)を行う
シロアリは基本的には地面の中に生息しており、そこにある朽木などをエサにしてコロニーを大きくしていきます。
湿気がある場所であれば、さらにシロアリにとっては住みやすい環境であり、シロアリが発生しやすくなります。
では、なぜ人間が住んでいる住宅にも侵入してくるのか。
その原因としては、シロアリはある程度コロニーが大きくなると「群飛」を行う習性があるからです。
【群飛とは?】
シロアリの一部が羽アリとなり、大群で巣立っていく行動のこと。
「本家」と「分家」のようにイメージすると、分かりやすいです。
今日は昨日よりも激しい白蟻隊の攻撃が。まるで戦艦に群がる艦上機のようだ。 pic.twitter.com/zWU8ca758J
— Anthony Quinn (@moorakot) January 27, 2015
写真のように群飛を行うのは、雨上がりなどの湿気がある朝や、夕方から夜間にかけてです。
このように街灯に羽アリたちが群がっている光景を目の当たりにしたのであれば、近所にシロアリの軍団が降り立った可能性があります。
そして近くの地中に住み着き、エサを求めて家の床下などに侵入してくるのです。
基本的にはシロアリは寒さには弱いのですが、冬眠はしません。
そして床下であれば、暖房器具のおかげで冬でも活動ができるのです。
つまりシロアリはどこからでも侵入してきて、しかも1年中活動しているということを覚えておきましょう。
シロアリの発生条件や原因は?
シロアリはどこにでも生息しており、いつ侵入してくるか分かりません。
では、発生するための条件や原因はどうなのでしょうか?
ここで抑えておきたいのが、シロアリのエサは「木材や朽木だけではない」ということです。
木材以外のシロアリの好物は?
・発泡スチロール
・ダンボール
・断熱材
・プラスチック
・鉄筋、鉄骨 etc
シロアリは、基本的にはなんでも食べます。
マンションでもシロアリの被害に合うことがあり、これはマンションが鉄筋造りの構造でも関係ありません。
中の断熱材や木材の部分が狙われる可能性があるからなんです。
侵入経路ですが、小さな体なので小さな穴や亀裂があればどこからでも侵入することができます。
また、マンションでも住人によって、きちんと自宅内を掃除して清潔に保っていない場合もあります。
この場合、湿気が溜まりやすくなるため、シロアリが侵入しやすくなります。
ですので、しっかり自宅は清潔に保つようにしましょう。
庭のダンボール放置は危険?
シロアリ予防の観点から考えたときに、特に危険なのが、自宅の庭に色々なものを置いているということです。
例)
・夏休みにキャンプで使った道具の空箱
・釣りに行ったときに使った発泡スチロール
・届いた家具の空箱
このように、生活しているといろんなダンボールや箱などが溜まりますよね。
そうなると、自然と置き場所はスペースのある庭などになってしまいます。
これはシロアリの大好物でもありますので、そのまま片付けを怠ると、いつの間にかシロアリ達が繁殖することになります。
マンションの部屋も同じで、基本的には自分の部屋は清潔に保つ必要があることが分かります。
シロアリの発生条件や原因まとめ
シロアリの侵入経路や発生原因についてまとめていきました。
シロアリは鉄筋や鉄骨にも穴を開けることが出来るので、小さな体で大きな被害を及ぼす生物です。
あまり知られていませんが、シロアリの被害額は、実は地震や火災などの自然災害に続いて多いです。
被害額はなんと1,000億円以上になります。
シロアリ被害によって、本来は必要なかったリフォームなどが必要になったりすることもあります。
そのため一度もシロアリ調査などを行ったことがない方は、ぜひ見てもらうことをおすすめします。
調査などの費用は無料です。
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