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シロアリに刺されるとどうなる?毒やアレルギーはあるのか?

シロアリに刺されるとどうなる?毒やアレルギーはあるのか?

シロアリは大群で行動する昆虫です。

巣を攻撃されたとなると、他のアリの習性と同じように、働きアリではない兵隊アリが一斉に敵に立ち向かっていきます。
こちらがその気でなくても、巣を攻撃されたと察知した場合に攻撃をしてくるので、気づかないことも当然あります。

最近はヒアリの国内での発見が話題になっており、報告例も日本全国に及んでますよね。

ヒアリに刺されるとアナフィラキシーショックという、ハチに刺されたときと同じようなアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。
ですので、小さなアリと言えど油断できません。

今回は大量に発生するシロアリについて

「毒はあるのか?」
「アレルギーはあるのか?」

など、刺されてしまったときにどうなるのかについてまとめてみました。

目次

ヒアリに刺されたときはどうなる?

ヒアリは、もとは国内では生息していない外来種です。
最近ニュースでもよく報道されていたので、知っている方も多いかと思います。

そして一番怖いのが、強い毒性があることです。

ヒアリに噛まれると、クラゲに刺されたときのような強いやけどのような痛みに襲われると言われております。

そして抗体が無い日本人は、海外の方よりもアレルギー反応が強いとも言われています。
最悪の場合、アナフィラキシーショックになり、命の危険にもさらされることもあります。

アナフィラキシーショックは、ハチに何度も刺された時にも同じことが起こるとも言われています。

シロアリはヒアリと違って、住宅の中にまで侵入してきます。
そのため、シロアリにも、ヒアリと同じような毒があるのか気になるので、調査してみました。

シロアリには毒は無い?

結論から言うと、シロアリにはヒアリのような毒はありません。

シロアリは、他のアリと比べて攻撃性も低く、動きも鈍いのが特徴です。

現にシロアリには天敵がたくさんいて、ツバメなどの鳥やカエル、クモ、黒アリなどにも捕食されてしまうような昆虫なんです。

しかし地上に出てきているシロアリは、ほんの一部。
ほとんどのシロアリは土の中で活動しているため、全滅に追いやられるほど食べられてしまうことも無いようです。

シロアリの駆除剤が危険?

シロアリは住宅に甚大な被害をもたらしますが、人間に直接的な攻撃を受けてしまうということは少ないです。

では、駆除に使う薬品などはどうでしょうか?

シロアリはゴキブリ目に属しており、昔は強い殺虫能力のある「ヒ素」が使用されてました。
ヒ素はシロアリに対しても効果は高いですが、人間に対しても毒性が強いため、最近は出回ってないようです。

その代わりに主にシロアリの駆除剤に使用されている成分について解説します。

【ピレスロイド系】

蚊取り線香などにも含まれる成分で、昆虫に対して即効性のある毒物として知られています。
人間への害は少ないのも特徴ですが、喘息などのアレルギーを引き起こすこともある成分です。

【ネオニコチノイド系】

シロアリ駆除剤の成分として普及していて、ピレスロイド系のように昆虫に対しては強い毒性を持ってます。
ですが人間への影響は少ない成分で、安全性が高い成分として全世界で使用されています。

しかし他の薬品と混ざることで湿疹や頭痛を引き起こしたり、乳児への影響が懸念されている成分とも言われております。

【カーバメート系】

シロアリに対して殺傷能力が高い成分で、人間や動物に対しても毒性が強く危険な成分です。
毒性の高い成分はカプセルに入っていることもあり、ペットや乳児が誤飲してしまうという危険性もあります。

【フェニルピロール系】

細胞を飢餓状態にする薬剤で遅効性があり、殺虫能力も高いと言われております。
動物に対しても毒性が高く、ペットや妊婦さんや乳児がいる家庭では注意が必要な成分です。

【フェニルピラゾール系】

かなり高い殺虫能力があり人畜にも毒性の強い成分で、使用する際には注意が必要な薬剤とも言われております。

ホウ素化合物

一般的には「ホウ素」として知られており、目薬にも使用されている成分です。
腎臓の無い生物にはホウ酸を体内で処理できないので、過剰摂取による餓死効果がある成分です。
そのため、ペットや乳児がいる家庭では、大量摂取することで危険な成分になります。

このように、シロアリに限らず、害虫の駆除剤などは使用方法や用量を間違えると、危険な成分へと変わります。
そしてペットや乳児には危険な成分も多いです。

シロアリの毒というよりも、駆除剤などの薬品を使用する際は、こういった危険があるということも理解して正しく使用しましょう。

シロアリや駆除剤についてまとめていきましたが、実際のところシロアリ自体には危険性はありません。

ただし、駆除剤は専門知識がないとむやみに使用することは危険だということが分かりました。

駆除剤は、ホームセンターやネット通販などで簡単に手に入れることが出来ます。
ですが、小さなお子様やペットの誤飲などは気をつける必要があります。

自宅には自分以外にも住んでいる方がいるということを配慮し、保管場所や使用方法には注意しましょう。

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