シロアリ駆除について調べていると
よく出て来るのが「ベイト工法」と「バリア工法(ケミカル工法)」!
これらの作業内容にはどんな違いがあるのでしょうか?
なんとなく英語から推測は出来ますが
実際にどんな作業をしていくのかについて
気になるので一緒にチェックしていきましょう!
ベイト工法とバリア工法の違いは?
「ベイト工法」は最近ではセントリコンという技術を
使ったものが採用されているケースが多いみたいですね!
「バリア工法」はケミカル工法や薬剤塗布とも
言われる従来からある施工となります、
この2つの工法について比較表にて違いを見ていきましょう!
ベイト工法(セントリコン) | バリア工法(薬剤塗布) | |
---|---|---|
効果 | 巣(コロニー)の根絶 | 侵入を防ぐ |
使用薬剤 | 昆虫成長抑制剤(IGR) ※昆虫が脱皮を出来なくする薬剤 ※遅効性の薬剤 |
ピレスロイド、カーバメイト、有機リン系の薬剤 ※即効性の薬剤 |
仕組み | いわゆる毒エサです。 エサを仲間に分け与えるシロアリの習性を使って巣に持ち帰らせ、根絶が可能。 ※脱皮が出来なくなるとシロアリは死に絶えます。 |
木材に穴を開け薬剤を注入したり、土壌などに散布したりします。 ※木部処理、土壌処理とも言われます。 |
ニオイ | 無臭 | 化学的なニオイがします。 |
有効期間 | 1年に1~2回ほど定期検査が必要な場合がある。 | 約5年間 |
人間やペット、植物への影響 | 赤ちゃんが食べても問題無く、安全な薬剤 | 揮発性が高いものもあり、使用量や使い方に注意が必要。 ペットが誤飲すると危険なケースも有り。 |
費用 | バリア工法よりも割高 | 従来からある工法で、ベイト工法よりも安い |
「ベイト工法」はいわゆる「毒エサ」のことで、
シロアリがエサを口移しで共有する習性を利用して
巣の根っこから根絶する工法ですね。
「バリア工法」はその名の通り、
シロアリの侵入をバリアする役目があります、
しかし人間やペットへの影響があるので
素人が安易に使用すると危険なケースがありますので注意が必要な工法です!
ベイト工法のセントリコンとは?
ベイト工法にあるセントリコンとは
一体何のことなのか気になりますよね!
これからのスタンダードになると言われている
ベイト工法なのですがこちらの写真がわかりやすいです。
このように筒の中に必要最低限の薬剤が入っており、
写真のように地面の中に埋まっております。
シロアリは基本的には地面の上はあるかないで、
地面の中から掘り進んで来ますのでその修正を利用しているということですね!
薬剤自体も脱皮が出来る昆虫に対してのみ
有効で筒の中にあるので誤ってペットが誤飲することがりません。
→万が一に誤飲しても無害ですw
最新の技術で取り入れている業者も増えていますが
料金が少し割高なのが難点と言われますが、
費用対効果は高いと思われます!
バリア工法のメリットとデメリットは?
バリア工法のメリットとデメリット
についてチェックしていきましょう!
先程の比較表からもわかりますが、
まずはメリットから見ていきましょう。
【メリット】
・価格が安い
・効き目に即効性がある
・駆除後のシロアリの再侵入を防ぐ
【デメリット】
・ニオイがある
・人間やペットに有害な可能性がある
・バリア工法だけだと根絶出来ていない可能性がある
従来から実施されてきている工法で、
即効性があるのが特徴ですが、
その反面、人間やペットにも影響があるため
使用する際は専門知識を持った方でないと危険な
ケースもある薬剤でもあると言われております。
調査の結果シロアリが未発生の場合は、
「バリア工法」のみでも良いですが、
シロアリが発生してしまっているケースでは、
「ベイト工法」でシロアリを根絶した後に
「バリア工法」をするといった流れになるのではないかと思われます!
まとめ
「ベイト工法」と「バリア工法」の違いについて
まとめていきましたがそれぞれ役割がありますので
どちらの工法が良いというのは特に無さそうですね!
専門業者の方が現場で判断して
どちらも必要であればどちらも実施すると思いますw
シロアリ業者の方に依頼する前に
どんな作業をしていくのか事前に予習しておきましょう。
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