2009.10.14.

画像盗用事件に関して

 今回の事件は、自分も星ナビのライターのひとりであり、デジタル天体写真の普及に努めている身なので非常に残念でなりません。また、デジタル天体写真の信用が大きく失墜することになってしまったことに憤りを感じるものでもあります。
 私自身は彼とは天文ガイド編集部で数度会ったのみですので、彼(の人格)について言及することは避けておきますが、ここまできてしまった以上、今後彼がどのような態度を取ろうとも、天文誌上で彼の作品を見ることはないでしょう。
 また、私の知る限りでは両天文誌にプロ登録なるシステムはありません。

 デジタル天体写真が盗作や捏造されているのかを特定するのは実際問題難しいです。巧妙にやられたら注意深く見ても判断できないでしょう。たとえば、L画像だけは自分で撮って、RGB画像は他人の画像から拝借すればまずわかりません。
 このような盗作は明らかに論外ですが、では自身の撮影画像による処理はどこまでがOKなのか。別の日、別の場所で撮った画像を合成するのはいいのかってことになります。
 その作品を見た人が思うこと、たとえば“あの観測地でこんなに写るの?”、“あの光学系ってこんなに星がシャープ?”、“あのカメラってここまでS/Nいいのか?”、などといった懐疑的な感想に対し、必要十分な説明がされているかどうかだと思います。記述をしているのであれば二カ所の別々の撮影地で撮影した同対象をコンポジットしても私はかまわないと思っています。もちろん、だめだという人もいるでしょう。恒星マスクもNG、人工衛星の軌跡をスタンプツールで消すのすらNG、という人もいるかもしれません。

 編集部とのやりとりでは、今回の事件をきっかけとして「デジタル天体写真の在り方」について誌面で考える企画が出ています。今後、ある程度のガイドラインを決める必要が出てきました。遅くないうちにそのようなガイドラインを星ナビ誌上で作っていくことをお約束します。

 ただ、全員が納得できるガイドラインなどないのも事実で、最後は「応募者の良心」に委ねることになります。今までも99.99%の応募者が良心を持っていたと思っていますが、今後は、処理の手法や原版などの提出を求められることもあるという事態になってしまったことはとても残念なことです。
 もっとも普通に撮影して普通に画像処理している分には全く問題ありません(あたりまえですが)ので、今後も天体写真を今までどおり楽しんでいきたいと思っています。

古庄

2009.02.14.

2月13日は、星ナビで連載しているおなじみの四コマ漫画「やみくも天文同好会」の原画展の前夜祭兼星ナビ100回記念パーティに参加してきました。
やみくも天文同好会の作者である藤井龍二さんをはじめ、星ナビの執筆陣が一同集合。いろいろ貴重なお話を聞かせていただくことができました。

世間では何かと暗い話題が続きますが、川口編集長の「次の目標は300号!」という大号令の元、気合いを入れ直した執筆陣でした。ちなみに私は「201号の表紙写真はお前が撮れ!」と言われたのでそのつもりで8年後を目指します。ハイ(^^;

ちなみに「やみくも天文同好会 原画展」は、三越本店近くのギャラリー「宙(そら)」で、2/14(土)~22(日)」の日程で開催されます。原画の迫力を堪能させていただきました。

http://www.astroarts.co.jp/news/2009/02/10yamikumo_exhibition/index-j.shtml

※写真は都合により消すことがあるかもしれません。



2008.09.29.

10/4発売の星ナビ11月号では、今話題の冷却デジタルカメラの特集をやります。
そういえば去年も11月号は改造デジカメ特集でしたね。
星ナビ11月号は毎年デジネタになったりして(^^;

レシピはこんな感じです。
・デジカメのノイズとその特性。
・冷却デジカメのしくみと構造。SEO-COOLED、CentralDSの冷却モデルの特徴を紹介
・冷却デジカメ in 恒温槽!いろいろな温度でダークを採りました。冬なら冷却デジカメは不要!?
・個人で改造デジの改造を成功させた人への取材(ブロガーさんです)。
今回も連載を休んでの総力戦でした。ぜひご覧ください。



2008.06.10.

EOS Kiss X2のエントリーモデルになる「EOS Kiss F」が発表されました。


http://cweb.canon.jp/camera/eosd/kissf/


スペックを見たところ1010万画素/12bitということで、EOS KissDXのセンサーをそのまま流用したものと思われます。
KissDXは12bit機の最終型であり、そのセンサーは“枯れて”いる印象があります。天体写真で重要なノイズに関しては最も優れいている機種でした(1D系除く)。

KissX2は1200万画素になってしまったため、ややノイズ的には不利です。実際、複数の個体を触ってきた私見では、平均値を見ればKissDXの方がKissX2よりわずかに低ノイズという印象があります。
また、40D/KissX2の14bitRAWについては、7月号の星ナビでも書いたように現状、天体用途では明らかなアドバンテージは感じられず、12bit機でも十分と思います。14bitならではのRAW処理が必要なのかもしれませんが。

ではKissDXをチョイスするのかというとそういう気にもなりません。40D/KissX2のPCライブビューとPCフォーカシングを一度使ってしまうと、もう戻る気にはならないのです。

そんなわけで、KissX2譲りの最新エレクトロニクス(ライブビュー/DIGIC III)と、KissDX譲りの枯れたセンサーを融合させたKissFは、天文用途としては最強の組み合わせかもしれません。
エントリーモデルということで安価に流通するでしょうから、天文用改造機の新品が10万を切る日も近いかもしれませんね。

改造については実機がないとなんともいえませんが、ボディがKissX2と同じということから、冷却は×、赤外改造は○と考えるのがスジでしょう。

2008.04.14.

ステライメージVer6のガイドブック作成や星ナビの記事で忙しい毎日です。
この新月も結局遠征にいけずでした。でも次の新月はオーストラリアです。
今日、ATAカルネで現地へ送る機材を発送しました。晴れるかな〜。
赤道儀はEM-11とGPD2-AGS-1sです。結果はどうなることやら。

さて新RAPですが、仕様を拡げすぎたのか、まともな完成を待っていたらいつになるかわからないということもあり、Ver1.xユーザー向けにVerUp版の先行発売を行うことにしました。
機能は一部のみ、ヘルプもない不完全品です。
それでもかまわないから使いたいという方のみご検討くださればと思います。

対応RAWはCanon CR2のみ。DNGも元がCR2のモデルのみです(KissX2対応)。
DNG書き戻しは可能です。
私が提案する“古庄式フラット補正”実装。カラーセロファンから解放されます。
ダーク減算、輝点黒点除去は従来どおりです。
あとRAWレベルでの「比較(明)」合成を実装しました。星景写真に使えるかもしれません。
最優秀賞のHさん、約束どおり実装しましたよ。今度はRAWで3000枚合成にチャレンジですね!痛い目みてナンボですw

ステラ系が一段落する(予定の)今週後半にHPに詳細を公開します。
VerUp価格は\3500で、DL販売のみです。
なお、申し込みにはVer1.xのシリアルキーが必要となります。



2007.10.19.

おかげさまで星ナビ11月号の「改造デジカメ大全」は各方面でご評価をいただいているようでうれしい限りです。
今回は比較作例をふんだんに使い、“百聞は一見にしかず”というポリシーで望みました。
書ききれなかったことも多数あるため、しばらくしたら補足情報をHPで公開していきたいと思っています。

さて、話題の瀬尾さんの冷却デジカメをお借りしてファーストライトを撮らせていただく幸運に与りましたので、その結果を一眼デジカメあれこれに記載しました。
本カメラは来週末の趣味人の満月会で公開できるよう調整しています。実物を見たい方、ダークノイズがどんなものか知りたい方はぜひご参加ください。
詳細はそのうち店長のブログでお知らせする予定です。

2007.09.25.

10/5発売の月刊「星ナビ11月号」では、改造デジカメの大特集をやります。
私がほとんどを担当させていただきました。大変でしたけど楽しい企画でした(まだ最終チェックが残っていますが(^^;)。

レシピはこんな感じです。
・改造デジカメのしくみ
・改造デジカメ vs ノーマルデジカメ徹底比較
・一般撮影でも使える?
・フィルターワークで遊ぼう! UIBAR/HEUIB/LPS-P2/LPS-V3比較検証レポート
・メーカーにも質問! 気になる改造デジカメに対するサービスサポートは?
・改造デジカメの現場を取材!
・各ショップの改造デジカメはどう違う?購入指南
・本誌ギャラリー応募作品に見るデジカメシェア状況

今までなかった企画ということもあり、内容をまとめていったらどんどんページが増え、なんと16Pもの大特集に。
自分の画像処理講座を休んで特集に割り振りました(^^;。

“改造”というと範囲が広いのですが、今回は赤外カットフィルターの換装に関してのみ扱っています。話題の冷却デジカメに関しては改めてレポートしたいと思ってます。

よろしくお願いします。

@編集部にて



2007.08.21.

Canonから40Dが発売されました。先日の1Ds MarkIIIもそうですが、時代は14bitになっていくのでしょうね。ライブビューも標準装備で使いやすそうです。

デジタルカメラの天体用改造のオーソリティである瀬尾さんが冷却Kissの開発を表明されました。

冷却デジカメといえば、知人が韓国製を個人輸入して使っていますが、効果は絶大のようです(特に夏場は)。
かくいう私もかねてより瀬尾さんに冷却デジカメの開発をお願いしていたのでしたのでとても楽しみにしています。
“Cooled SEO-SP”ならば宮崎率いる趣味人でも取り扱うことになるでしょうし、サポートを含めて買いやすくなりそうです。

写真は先日のしらびそ遠征で撮影したIC1396です。大きい画像はこちら
FSQ106ED/w QE0.73EX + SBIG STL11000M



2007.07.01.

6/5発売の星ナビ7月号で私がインプレを書いたNECのファクトリーコンピュータ「FC NOTE-a」ですが、4月のオーストラリア遠征、5月のしらびそ遠征などに実際に持っていき、自動導入や冷却CCDの撮影などを行っています。
今回、オーストラリアで撮影した画像はすべてこのコンピュータによるものです。
借り物だったのですが、結構乱暴に扱ったりもしました(^^;
現地では地面にマットを引いただけで埃まみれになっていましたし…。
パラレルポートはありませんが、シリアルポートがついているので赤道儀のコントロールは問題ないです。ステラ8ももちろん動作します。
完全ファンレスなので音も無音。聞いたところによると防衛省方面にも納めているとかいないとか。なるほど潜水艦の中でも使えそうです(笑)。
でもPCに詳しくていろいろ使いこなせる方は、中古のノートをアウトドア専用に買った方がコストパフォーマンスが高いでしょうね。
選択肢が増えたということで、それはそれでよかったと思います。

右側の写真はオーストラリアに持っていったFSQ 106ED。
入手が早かったためか、メーカーのデモ品ですかと聞かれましたが(^^;、間違いなく天文ショップで購入した量産品です。
FSQとSTL-11000に見合う重厚なシステムを持っていたのかと思うかもしれませんが、架台は小型赤道儀のEM-11です。FSQを載せているアルミプレートは、趣味人で扱っている「蜂の巣プレート小」のプロトタイプです。
ベアリングで軽く回るEM-11ですが、クランプフリーでもピクリとも動かないようにバランスを追い込んであります。
こうすることで、小型赤道儀でもFSQ+STL-11000Mをドライブできてしまうのですね。

さて、久しぶりに画像処理ネタを追加しました。
Photoshop CS3によるモザイク合成です。テクなんて大げさなものじゃありません。単なる機能紹介です。

画像処理あれこれ



2007.05.13.

すでに天文誌の広告にも掲載されいてるのでご存じの方も多いかもしれませんが、友人の宮崎が東京・秋葉原に天文ショップをオープンしました。

趣味人(シュミット)

米セレストロン社の正規代理店であるタスコ・ジャパンの直営店になります。
といってもセレストロンだけのショールーム的な色合いは濃くはなく、タカハシやボーグ、ビクセンなどの製品を広く扱い、システムコーディネイトするプロショップです。
私も全面的に協力し、RAPやフライアイルーペのほか、さまざまなオリジナルアイテムの企画を供出していく予定です。

ところで天文ショップって閉店時間が早いんですよね。19時には終わっちゃうので「平日会社帰りにちょっと寄ってみよう」的なことができないこと。
「趣味人」も基本は19時終了なんですが、「たまには平日の夜遅くまで開けてよ」という、私や天文仲間からの声に屈し(?)、満月近くの金曜の夜は22時まで営業することになりました。
こういう機会があれば平日に天文仲間がちょっとした情報交換をすることもできるので、とても楽しみにしています。

5/25(金)が第1回の予定。ショップにあるブログで詳細は報告されるはずですので、お時間があればぜひ遊びに来てください。




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2007.03.28.

発売が遅れていた新型FSQが到着。本当は今月の新月期に使いたかったのですが、さすがにもう月が大きくてダメですね。
来月のオーストラリア旅行に持っていこうかどうか思案中です。
何はともあれ、旧FSQと使い勝手がどのくらい違うのかを試してみたく、玄関前で組み上げてみました。
その
レポート
をご紹介します。興味のある方はどうぞ。

また、RAPの最新版Ver1.25をリリースしました。
今回は、FUJI S5Pro、PENTAX K100D、そして一部で話題のEOS REBEL XTiへの対応をしました。

2007.02.20.

溜まりに溜まっていた画像データを一部公開しました。
ギャラリーよりどうぞ。
カテゴライズもシンプルにつくりなおしました。
まだまだ未処理の画像データがあるので、逐次公開していきたいと思います。

最近は仕事の合間にオートガイダーをコツコツと作っております。
リレーアダプタは写真のような感じになります。
一辺6cm程度の小型軽量なもので、USB接続。やっぱりこれは外せませんね。
赤道儀への接続はAGA-1互換のモジュラーを使うため、既存のケーブルが有効活用できます。
また、EOSに繋がるレリーズ用ジャックを用意し、インターバル撮影もできるようにしました。
つまり、USB1本でオートガイドとインターバル露出の両方を制御できるようになっています。

RAPはユーザー様から要望をいただいたFUJI S5Proへの対応をスタンバイしております。
RAWファイルをご提供いただいたのでスムースに開発できました(ベランダGPDさん、ありがとうございました)。
RAPのユーザー様でS5Pro暫定対応版を使ってみたいという方がいらっしゃいましたら、フォームよりご連絡ください。
正式公開は今しばらくお待ちください。



2006.12.22.

HOYAとPENTAXが合併ですか〜。
株価と交換比率からすればPENTAXがHOYAに吸収という感じでしょうね。
気になる望遠鏡関係はどうなるのでしょうね。
双眼鏡がメインの事業部のはずですが、望遠鏡は不採算部門だとしたらなくなってしまうのかも。
SDPを買うなら今のうち?
特に105SDPは焦点距離的に面白く、私も人に機材相談を持ちかけられたときにオススメする1本ではあります。
APS-Cでは400〜500mmが一番面白い焦点距離だといえます。105SDPは標準670mmでやや長めですが、純正0.77×67Pレデューサを使えばほぼ500mm/F5になります。
ただ、0.77×67Pは生産終了で入手は困難な状況。再販すればユーザーも増えるでしょうに…。

RAPの最新版をアップしました。Nikon D40にも対応です。

2006.10.23.

先週末は久しぶりのしらびそ高原への撮影遠征でした。
晴天にも恵まれ、オリオン座流星群の思わぬ活動を目の当たりにできてラッキーでした。
思えば流星雨となった2001年のしし座流星群も同じしらびそ高原で観測しました。

とはいえ、メインはいつもどおり直焦点撮影なのですが、実はここ数ヶ月ばかりチマチマと製作してきたウェブカメラベースのオートガイダーがなんとか実用範囲に仕上がってきており、そのテストも実施しました。

オートガイドソフトはフリーソフトウェアの海外製で有名なものがいくつもあり、今さらという気もしていたのですが、英語であることや赤道儀との接続の問題などいくつか越えなければならない壁もあります。
PCのスキルがある人ならば、楽しみながらクリアしていけるのでしょうが、そうでない方も多数いるのも事実です。
そこで、赤道儀とPCを接続する回路を新規に基板から設計しました。もちろんUSB接続。
ソフトウェアは、をの字が使ってきたオートガイダーの経験を生かし、欲しかった機能をいろいろ詰め込んでいます。ウェブカメラの制御から赤道儀の信号制御まで、全てをの字がワンパッケージにまとめているので、面倒なトラブルが皆無なのがポイントです。
初心者でもスムースに使い始められると思います。
今回のテスト結果は良好でしたので、11月末あたりにはお見せできるようがんばっていきます。

PlayStationPortable(PSP)用のソフトウェア「HOMESTAR PORTABLE(ホームスターポータブル)」が発売されました。
をの字も写真をいくつか提供しています。画面は、“天の川銀河”のタイトルです。拙作「零度の世界」が採用されています。



2006.10.14.

残念なことに、月刊天文が休刊とのことです。

http://www.chijinshokan.co.jp/latest/gt_latest.html

ただ、私が入手した情報によると、いわゆる部数減などの経済的な事情ではないようです。
部数減で休刊した場合はほぼ間違いなく復刊はなく、事実上の廃刊なのですが、今回はそういうものではないようです。
期間も半年ほど(?)という話も聞いているので、悲観せずに待ちたいところです。

2006.09.12.

ニコンD80、EOS Kiss Digital Xとこの秋の役者は揃ったようですね。
D80の改造サービス光映舎さんで準備中です。
詳しい日時は明らかにされていませんがおそらく現在フィルタ蒸着中(?)なのでしょう。

光映舎さんにはRAPとフライアイルーペを取り扱っていただけることになりました。こちらもあわせてよろしくお願いします。

ダストぶるるん機構により改造が危ぶまれたKissDXですが、瀬尾さんからの報告によりますと、振動子とローパスフィルタの枠を丸ごと交換することで改造可能だそうです。
もちろん、ダストぶるるんは使えなくなってしまいますが…。

「あやしい星見隊」の盟友ライナスこと武井伸吾の写真集「星の降る場所」が発売されました。彼の独特の雰囲気が良く出ている名作だと思います。
天体写真集というのは適当にまとめているとすごく画一的になってしまいます。空の色は基本的に同じでその空が画面の大半を占めるわけですから当然ですね。
武井はその問題を、フィルムの選択だけでなく巧みに月の光や光害までもアレンジし、色のバリエーションを持たせ見事にクリアしています。
ここ半年間は撮影のために、どこで生息しているのか、というか生きているんだかいないんだがわからないような生活を彼は敢行していましたが、その甲斐あって素晴らしい写真集になったと思います。おめでとう!

“星の降る場所” by PIE BOOKS

http://www.piebooks.com/search/detail.php?ID=905


“星の降る場所” by Amazon

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4894445557?tag2=linusatticroo-22

2006.08.07.

ようやく梅雨明けで天文屋の季節がやってきました。ちょうど新月期が梅雨のラストに当たってしまいほとんど撮影できませんでしたが、なんとかワンカットだけ作品にすることができました。

次の新月が待ち遠しいですね〜。

2006.08.01.

自分にとっては天文関係では初めての著書となる「ステライメージVer5公式ガイドブック」がアストロアーツから発売されました。ステライメージは主に冷却CCDカメラ用として開発・発展してきたため、デジカメユーザーさんには難しく感じられることがあり、実際開発部にも使い方が分からないという質問が多く寄せられていたそうです。
デジカメの星野・直焦点写真に絞って執筆しました。基本が読み切りの星ナビ連載と異なり、処理の流れに沿った解説をしているので、順番に読んで操作していけば基礎的なスキルは習得できるようになっています。

ステライメージの操作方法のみ書かれたマニュアル本ではなく、私がかつてからまとめたかった、“画像処理の概論”がページの大半を占めています。ステライメージのユーザーでなくとも読んでいただけるように留意してあります。
決して安くない本なのでパラパラと眺めて必要と感じられたらご購入くださればと思います。ただ、書店流通には載せておりませんので本屋では購入できませんが、アストロアーツのオンラインショップのほか、天文ショップでも購入できるので、チョイと立ち読みもできる(?)


http://www.astroarts.co.jp/news/2006/07/21stlimg_guidebook/index-j.shtml


2006.07.30.

アストロアーツ主催の画像処理講習会が開催されました。
僭越ながら講師をさせていただきましたが、暑い中みなさまご苦労さまでした。
時間的に全てを解説できず、最後は駆け足的になってしまいました。
次回の講習会も鋭意企画中!なのですが、今回の反省点を鑑み、もっと上手に解説できるよう努力したいと思います。


http://www.astroarts.co.jp/news/2006/08/03stlimg5_seminar/index-j.shtml




2006.05.13.

今日あたりがシュワスマン・ワハマン第3彗星が最も見ごろですが、あいにくの天気でした。
結局、GW中にしらびそで撮影した彗星で満足するしかなさそうです。

5/4未明のシュワスマン・ワハマン第3彗星(B核)

デジカメでも撮影しましたが、輝度差の激しい彗星は冷却の方がいい感じです。
核付近が滑らかにつながってくれます。



2006.05.08.

ゴールデンウィークは、しらびそ高原に行ってきました。
さすが3年に1度の新月GWとあって、全国から多数の天文ファンが集まっていました。
私は3泊しましたが、いずれも月が沈む頃には晴れ渡り、この時期のしらびそとしてはありえないくらいの透明度となりました。
話題のシュワスマン・ワハマン彗星や、夏の星雲・星団を撮影したり、開発中の次世代版フライアイルーペのテストをしたりしていました。
次のフライアイは超便利になりますよ!乞うご期待。

ギャラリーを久しぶりに更新しました。
未整理の画像がまだあるので、少しずつですがアップしていきたいと思います。



2006.04.19.

先日、ホームセンターに足を運んだら、すでに店内の一角がアウトドアコーナーになっていました。“そういう季節なんだなぁ”と思いつつ、あれこれ物色してみると、LEDのランタンを発見、以前から作ろうかなぁと思っていたのですが、1000円以下だったので思わず買ってしまいました。

http://web1.yamazen.co.jp/hpd/cc/03_lighting/01_lantern/03/

観測地では、夜中はずっと赤色LEDのヘッドランプを使いますが、曇っているときや遮光した車内までも無理に赤色LEDを使う必要はなく、必要があれば見やすい白い光を使いたいものです。
ガスランタンやガソリンランタンも持っているのですが、使いやすいとは言えず(すぐにホヤを壊れる、密閉した車内では使えない)、かといって乾電池のランタンはすぐに電池が無くなってしまいます。
これも乾電池駆動なのですが、電球ではなく、LEDを使っているため効率がずっといいのが特徴です。ここ数年、LEDの照明器具はどんどん増えてきましたね。
LEDの9連装は少し大袈裟な気もするけど、5段階に光量を切り替えられるので、絞り込んで使えばまぁヨシでしょう。
薄明中の機材設備、機材撤収時に特に役に立ちそうです。

“あやしい星見隊”の3名は、カテゴリは異なるものの、星と供にアウトドアを楽しむという点では完全な一致を見せています。
3人ともアウトドアグッズにこだわりを持っており、ホームセンターやアウトドアショップでアイテムを選ぶのも好きだったりします。
二人はすでにウェブサイト内に自身のアイテムを紹介するコーナー(下リンク参照)を設けています。
私もかなりのアイテムがあるんですが、そこまでなかなか手が回りません(^^;。
#早く天体写真ギャラリーを更新しろと言われて久しい…

ライナスの隠れ家 - 星空夜遊び道具群

むつらぼしの寝床「あやしい星見隊」



2006.04.14.

エジプトでの皆既日食のビデオ配信が、早速アストロアーツから行われているので、ぜひご覧ください(^^)。
皆既日食の映像そのものはニュースですでに見たことがあると思いますが、現地の雰囲気、それも叫び声(^^;が生々しく入っており、とても印象的です。

http://www.astroarts.co.jp/podcast/index-j.shtml

この動画はQT形式のMPEG4になっており、QuickTimeとiTunesというAppleのソフトで再生するのが最も簡単です。

実は私もビデオ撮影をしたのですが、第3接触で構図が崩れてしまい、編集して公開しようだなんて意欲がわきません。それでも個人的に見る分には自分の叫び声が入っていて楽しいのですけど。
ところでこういったDVカメラも時代はハイビジョンになってきましたね。
今回のハイビジョンのDVカメラを持ち込まれた方がたくさんおりました。
欲しいなぁ…。



2006.04.05.

エジプト皆既日食遠征の成果を「一眼デジカメあれこれ」に掲載しました。
これらはPhotoshopCSで処理したものですが、ステライメージ5を使えば、“ローテショナル・グラディエイト法”という処理により、コロナをさらにコントラスト良く描出することができます。
これについては星ナビ6月号の連載で紹介したいと思います。

デジカメは解像力が高い分、銀塩カメラよりもピントを正確に追い込まなくてはなりませんが、苦労されていた方が多かったようです。
ピント合わせは部分食時に欠け際のエッジで行うのですが、いつもの恒星によるピントだしほど“山”が掴みやすくありません。
私の第2接触の作品を見ると、ダイヤモンドリングの光芒の右に三角形状のプロミネンスがわかります。
これがピントが甘いと三角形ではなくなります。ご自身のはいかがですか?

ちなみに、かなり大人になるまで、プロミネンスのことをコロナと思いこんでいました(^^;。
理由はいいますまい。思いこんでいたのは自分だけじゃないはず(笑)。

今回、はじめてエジプトに行ったのですが、高校で世界史で四大文明を習った程度でお恥ずかしながらほとんど無知の状態でした。
せっかく観光にもまわるのだから、無知のままじゃ面白くないということで、往路の飛行機の中でガイドブックを2冊読みまくりました。

それまでの私のエジプトの概念は、
・砂漠の中にあるピラミッドとスフィンクス
・ツタンカーメンの黄金マスク
・世界3大美女のクレオパトラ
くらい。しかも、
「ツタンカーメンの黄金マスクはピラミッドから出てきたものである」
と勝手に思いこんでいたりしてバカですねぇ(笑)。
ピラミッドとツタンカーメンの時代は数千年も離れており、黄金マスクが発掘された場所も全く別なのでした。
ピラミッドは今では王墓ではなく、公共事業として作られた葬祭神殿の一種ではないかと言われているようです。王墓にしては中に壁画などはありませんし、玄室もあまりにも質素すぎます。

スフィンクスはピラミッドから200mmくらいのところにあり、トリビアの泉で紹介されたようにケンタッキー・フライドチキンを向いています(右写真)。
これはスフィンクスの右後方から撮影したもので、1FがKFC、2Fがピザハットです。

ピラミッドやスフィンクスは砂漠の真ん中ではなく街の外れにあるため、住宅街やホテルが目と鼻の先にあります。先入観とはずいぶん違った印象でした。



2006.03.05.

タカハシからTSA-102が登場しました。

http://www.takahashijapan.com/PURODUCT/tube/Refract/TSA/TSA102/TSA102.htm

FS-102の後継ということで、眼視用鏡筒の本命登場です。
“当初は10cmクラスのTOAか!?”とも言われましたが、さすがにこの価格帯でTOA光学系を作るのは厳しいようです。
ただ、写真鏡としてはF8と暗いのが難点ですね(レデューサでF6になるが)。個人的には10cmクラスに800mmの焦点距離はいりませぬ。
ほぼ同時期にF5のFSQ-106はディスコンになったようですが(?確認取れていません)、実に残念な話。まだ探せば手に入るはずのFSQ-106。最後のフローライト写真鏡を手に入れるならば今しかない!

話は変わって星ナビ4月号から画像処理講座の連載を再開しました。
昨年も同様の講座を書かせて頂きましたが、今回はマニアックなテクというより画像処理の基本的な理屈や手順を中心に解説していくつもりです。
“なぜそういう処理が必要なのか”
これをうまく説明できれば…と思っています。
どうぞよろしくお願いします。

写真は昨夜の天城高原。ようやく晴れた週末ということもあり、かつてないほどの大盛況でした。ここの南は本当に暗くていいです。写真の背景方面は駿河湾方面(沼津市など)の光害です。



2006.01.19.

コニカミノルタがカメラ/フィルム事業から撤退
http://konicaminolta.jp/about/release/kmhd/2006/0119_04_01.html

先日のニコンといい、こうも足早にフィルムの時代が終焉を迎えつつあるとは…。
コニカといえばサクラカラー。サクラカラーといえばSR400!!
Hαがよく写る往年の名フィルムですね。
近年は天体写真に相性のよいフィルムは少なかったのですが、軒並みHαの感度が落ちていく中で、唯一センチュリアはHαが写ってくれました。

αSweetは某PC雑誌の評価記事を執筆する際に触りましたが、よくできていただけに残念です。
今後、αシリーズはSONYが受け継いでいくそうで、それはそれでがんばってもらいたいと思います。

近い将来、一部の特殊用途を除いて全体の95%以上がデジタルカメラになるでしょう。
そんな状況になっても、レンズの焦点距離を「○○mm(35mm換算で□□mm」と表現しなければならないのでしょうか(めんどくさ…)。
直感的にレンズのスペックを伝えるために35mm換算をしているわけですが、そのうちその直感が働かない世代が育ってきます。
フォーマットを統一するのが解決策ですが、ヘタな規格化は技術の発展を止めてしまうことにもなりかねません。
とはいえ、永遠にカッコ付きでの表記がつきまとうのもナンだし。
いっそのこと35mm換算をメインの表記にしちゃえばいいと思います。CPUのプロセッサナンバーみたいに。
本当の焦点距離は、カタログの仕様詳細のところに載せれば十分(!?)

2006.01.05.

あけましておめでとうございます。
超久しぶりの更新です。
夏から秋にかけては多忙ということもありましたが、新月期になると天気が崩れるという状況で、作品つくりもままならぬことがありました。

先日、RAPの最新版を掲載しました。オリンパスE-300/E-500やミノルタのαシリーズに対応したところが目新しい点です。
メールでこれら機種の対応をお願いされたこともあり、やらねばと思っておりましたが、いつになるかはお約束できずにズルズルと遅くなってしまい、申しわけありませんでした(^^;。
D200にも対応しました。ニコンの一眼デジを発売日に必ず買う天文仲間に対応をせっつかれていたので、これも急ぎ対応しました(いつも電源ありがとう*^^*)。
でもいくつかバグが残ってます。ごめんなさい(^^;。

写真は1/3夜の天城高原でのスナップです。某誌の撮影で出撃しました。
気温-7℃で西風も強く、かなり堪えました。
星の流れから分かると思いますが、ちょうど写真の正面方向が南にあたります。
天城の南低空の暗さがわかるというものです(左上が赤いのは熱カブリです)。

近々、オートガイダーについてまとめてみたいと思います。



2005年以前の雑記帳



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